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3 青春小説 学園物

(三)

不満をかみ殺しながら校長室を後にした彼は、
「どうもすいませんでした」
と頭を下げた後、二人が見えなくなり、誰もいないことを確認すると
「なんでぃ、なんでぃ あのおばさん。うちのおぼっちゃまはたたかれた
ことなんかないんです」
と婦人の真似をして、苛立ちを取り除こうとした。
「だからあんな我儘なんだ」
とため息をついた。
「上高地先生」
と声がしたので、彼は驚き、冷や汗をかきながら振り向くと立花ゆかり
先生である。
彼は慌てふためいた様子でしどろもどろになりながら
「あ、あ、今 おかえりですか」
となんとか平静を装ってみせるが、動揺してることはあきらかなので
ゆかり先生は含み笑いを隠し切れず
「大変でしたわね。上高地先生」
と言い、唾を飲み込んで
「先生ちょっと落ち着いたとこでお話しませんか」
彼女の提言にもちろん彼は二つ返事で応じた。
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テーマ : 連載小説 - ジャンル : 小説・文学

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