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9 青春小説 学園物

「その、ゆかり先生がよく協力してくれますから。あの何ていったらいいか」
彼はしどろもどろで自分でも何を言ってるのか判断しかねた
「ご迷惑ですか」
「いえとんでもありません。それどころか。光栄です」
「私先生の率直なとこ好きなんです。何でも一生懸命なとこが」
「僕も好きです」
と小さい声で彼は言ったので、ゆかり先生に聞き返された。
彼はその好きという意味を自然に考えた。これは男が女を好きという意味の好きなのだろうか。それとも男女関係なく尊敬するという意味の好きなのだろうか。この状況からして尊敬する意味の好きだという可能性
のほうが強い。それならゆかり先生が女が男を好きだという意味の好きになるにはどういう変化が必要なのか。そんなことを繰り返し考えているといると
「先生、あそこ」
とゆかり先生は遠くを指さした。
遠くには河原があり、数人の中学生か高校生がバイクを囲んでいるのが見える。
「あれ、もしかして安本じゃないか」
と彼は道路から河原におりていった。
彼は、安本とリーゼントの少年二人を確認した。一人はバイクにまたがっており、もう一人は煙草を吹かしていた。
「安本、こんなとこで何をしている。学校にも行かないで」
「うるせい、誰だこいつ」
とバイクにまたがっている男は凄んだ。
「俺か、俺は桜町中学の教師だ」
「教師だがなんだか知らないけどよ。とっとと帰んな」
煙草をふかしていた少年は煙草を足でもみ消して、下から見上げるように言った。その目はやはり凄んでいた。
「安本、帰ろう、とにかく話がある」
と彼は安本の肩を叩いた。
「話なんかないって言ってるだろ。とっとと消えろおっさん」
バイクにまたがってる少年はそのバイクから降り、彼の手を安本の肩から払いのけた。
彼は、リーゼントの少年二人を交互に目をやり、
「高校生の分際で煙草か、安本をお前らみたいなくずみたいのと付き合わせるわけにはいかんのだよ。安本帰るんだ」
「なんだこいつしつこいおっさんだな」
とリーゼントの二人は彼に近寄ってきた。
「どけ」
と彼は二人を払いのける。
「このやろう」
と二人は彼に襲いかかってきた。
彼はまずさっと一人目の足にくらいつき、持ち上げ、後方に大きく倒し、二人目も同じように足にくらいつき、持ち上げ、後方に大きく倒した。
二人は、腰を強打していて、立ち上がるのに困難していた。
「ちくしょう」
とやっとのことで立ち上がった二人は、バイクに乗り、立ち去って行った。
「なんかもみあってた見たいですけと大丈夫ですか」
とゆかり先生がやってきた。
「僕は大丈夫です」
と彼はゆかり先生に向かっていい、安本に向かって、
「安本、あんな連中と付き合うより、レスリング部に入らないか。お前がもつエネルギーをレスリングにかけてみないか」
安本は彼の目を見つめ、
「レスリングか」
と小さく呟き、にやりとして、歩きはじめた。
遠く離れる安本のほうに向かって、
「安本、あれがレスリングだ、考えといてくれ」
と大きな声でいった。彼は少し手ごたえを感じていた。


授業が始まり、彼は教室に入ると出席を取り始めた。
彼は安本がいることを確認した。
「安本よくきてくれた」
そう言うと、彼は安本に近づき、
「どうだレスリング部は」
と耳元で呟くように言い、出席を続けた。
黒板には稲作文化、狩猟文化と書かれている。
「日本は知ってのとおり稲作文化だ、アメリカやヨーロッパはどうだ
狩猟文化だ。つまりアメリ人と日本人では体が違う。たとえばだアメリカ人はよく肉を食べる。しかし日本人がアメリカ人と同じように肉を食べると病気になってしまう危険がある。たとえば糖尿とかいろいろだ
アメリカ人が肉10食べるとすれば日本人は3か4で十分なんだ」
「先生質問があります」
後ろのほうから女生徒が手を挙げた
「どうぞ」
「そしたらアメリカ人は日本人みたいに肉あまり食べないと病気になるんですか」
「いや、むしろ健康になる。今アメリカ人の間でも肉の食べすぎによる肥満が問題になってる。今肉のステーキのかわりに豆腐が使われている
つまりアメリカ人のほうが日本人よりたくさん肉が食べれることは確かだ」
「それじゃアメリカ人は得だよな。日本人は損だよ」
という男子生徒の声がする
「確かにその通りだな」
彼はそう言いながら、黒板の文字を消して、教科書をめくった。





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